安くてもきれいなアパートを借りる5つのポイント

　アパートを借りるにあたって、家賃や敷金、礼金などの初期費用が高いことがネックになる場合があります。しかし、安いアパートを選んで少ない初期費用で済ませることができれば、負担を軽減することができます。そこで、安くてもきれいなアパートを借りる際の成功法を紹介します。

　家賃が高い都心部を避け、少し離れたエリアを選ぶことが、安いアパートを借りる上での第一歩です。そこで、都心の山手線内からやや離れた私鉄沿線や郊外のアパートを探すだけで家賃は30％から50％ほど下げることが可能になります。

　例えば、勤め先や学校が新宿や渋谷の方は、新宿区や渋谷区で探すと家賃は8～12万円することも珍しくありません。しかし、京王線沿線の調布や府中や吉祥寺や多摩等、郊外で同じような物件を探せば家賃が4～６万円にすることも可能で、上手くいけば家賃をほぼ半額にすることができます。同様に、日本橋や上野に通うなら都内東側の下町エリアや千葉の西側エリアを探すとか、品川や港区に通うなら川崎エリアや横浜の北側エリアを探すなど、少し郊外を探すだけで無理なく家賃を下げることが可能になります。しかも、郊外のアパートの方が家賃が安いのにきれいな物件が多く、都心で築古のアパートに住むよりも快適に暮らせます。

　また、通勤時間帯が早朝深夜になったりシフト勤務などの関係で、どうしても都心に住むしかない場合、駅からアパートまでのアクセスが徒歩5分以内にこだわらず、徒歩10分や20分にまで広範囲に広げて検索すると、街中でも家賃を抑えられる場合があります。徒歩20分まで範囲を広げても見つからない場合、急行などが止まるターミナル駅ではなく、そのとなりの駅や違う私鉄沿線の駅や近くの駅で探すと良い物件が見つかる場合もあります。最近は、電動自転車や、貸出式の電動キックボードなども普及していますので、駅からの距離やターミナル駅などにこだわらずに探す方が、家賃を抑えてきれいな物件に住むことができる可能性が高くなります。

　他にも、不動産会社を多数利用して物件を探すことが大切です。複数の不動産会社で物件を比較することで、家賃や初期費用が安く済む物件を探すことができます。例えば、気に入った街の有名な不動産店舗で探しても予算より高い物件を紹介された場合、近くの小さな不動産店舗で探したら安くてきれいな物件を紹介される場合もあります。また、ネット上にも物件情報が掲載されているため、積極的に携帯アプリやパソコンで検索することが大切です。その場合、気に入った物件がまだ空室なのか、予約済みなのかも不動産会社に問い合わせしてみないとわからないのでチェックは必要です。

　安いアパートを借りる場合、敷金や礼金が大きな負担となることがあります。そのため、不動産会社と直接交渉することが大切です。交渉次第で、敷金や礼金を減額してもらうことができます。

　また、最近ではフリーレントの契約というのもあります。一般的なフリーレントは、契約した最初の1か月だけは家賃を払わなくてよく、契約して2か月目から初めて家賃が発生するような契約内容のものです。これだと契約時に支払う金額を抑えることができたり、その分のお金を引っ越し費用や、家具家電の購入費用に充てたりできるため、生活が楽になるものです。これも郊外の物件などは交渉次第でできる可能性が高いので、敷金や礼金が難しい場合でも交渉してみる価値があります。

　安いアパートの場合、共有スペースが充実している場合があります。例えば、ランドリールームや屋上バーベキュー場などがある場合、料金を払わずに利用することができます。入居前に物件の特徴をチェックしておくことが大切です。他にも、自転車置き場やベランダなどもあると便利です。

　そのほかにも、ネット回線やWiFiなどを無料で提供しているアパートはなおさら良く、携帯やパソコンをよく使う人は毎月支払う携帯電話代やネット代が安くなる可能性があります。

　安いアパートを借りる場合、移動手段が限られている場合があります。そのため、交通網を確認しておくことが大切です。バスや駅が近い場所を選ぶことで、移動の負担を減らすことができます。また、電車賃が安い私鉄沿線などの路線で物件を探しておくことも大事です。他にも、終電の時間や事故が起きた時の代替交通手段があるかもチェックしてから物件を選ぶといいです。

　以上、安くてきれいなアパートを借りるための5つのポイントを紹介しました。いかがでしたか？初期費用を抑えて賢く借りることで、生活の質を上げることができます。ぜひ参考にしてみてください。